サポニン(ジンセノサイド)

高麗人参の選び方と効果・効能などについて解説しています。
さらに歴史を紐解くことで、知識を深めることも可能です。
多岐にわたる素晴らしい薬効を持った高麗人参の魅力を感じてください。

プロフィール

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サポニン(ジンセノサイド)

そもそも中国の薬物療法は生薬と言われている薬物となり得る
天然の素材を、組み合わせることによって臨床的に治療することに
特化している医療体型だったといいます。

そのため、薬物の成分について考えることは殆どなかったと言います。
しかし、時代の流れとともに西洋医学的な観点から
薬物の成分について考察する傾向が強まっていきます。

当然のことながら、東洋医学における「万能薬」とも言われている
高麗人参の成分についても研究されていくわけです。
そして発見されたのが特有成分である「サポニン」でした。

サポニンは色々な植物に・・・

サポニンは本来は自然の植物なら殆どが有している成分です。
苦味やえぐみの元となっている存在であり、石鹸のように泡を出す特性があることから、
天然の界面活性剤とも呼ばれています。

古くは、シャンプーとしても使用されることがあったようです。

しかし、一般的には1つの植物が有しているサポニンの種類は一つだけです。
では、高麗人参についてはどうなのでしょうか?

結論から言えば、高麗人参に含まれているサポニンの種類は最大で約32種類にも及びます。
そして、その殆どが他のサポニンとは化学構造そのものが異なるのです。
その為、人参に含まれているサポニンは特別扱いされ「ジンセノサイド」と呼ばれています。

これは、「人参の配糖体」と訳すことが出来る単語であり、その効果の高さを物語っています。

種類が多いということも挙げられますが、もちろん配合される量も豊富です。
特に韓国産の高麗人参はサポニンが豊富だと言われています。
このように、産地によって配合されている量は大きく異なるのです。

韓国内でも、サポニンが豊富である産地があり、これを一級のブランドと考えることもあります。
代表的な例としては、プンギが挙げられるでしょう。

プンギ産の高麗人参は繊維の密度も高く、サポニンが豊富であるということから、
最高品質の製品として国内外で扱われています。

日本にもプンギ産の人参を製品化したものがあります。 それが「高麗美人」という商品で、私も愛用している製品です。

サポニンが豊富になる条件

あくまでも高麗人参という植物に含まれている成分ですから、 それぞれの個体ごとにサポニンの含有量は大きく異なると考えるのが一般的です。 その含有量を左右するポイントは一体どこにあるのでしょうか?
一般的には下記の三点が挙げられます。

韓国産(生産地)

産地は大きなポイントです。例えば、日本で作られるものよりも韓国産の方が含有量は豊富です。韓国産でも「高麗美人」の素材として使用されているプンギという産地のものは、非常に豊富にジンセノサイドを含んでいると考えられています。

紅参(加工法)

サポニンの含有量を大きく左右する要素のひとつとして挙げられるのが「加工法」です。このなかでも紅参という加工がなされた人参にはサポニンがもっとも多く保存されています。そのため、最高級と呼ばれる人参の絶対条件と言われています。

六年根(栽培年数)

これは、いわゆる栽培年数のことを指しています。種まきから六年目に収穫したものが最も豊富にジンセノサイドを含みます。一年目から徐々に含有量を増やしているのです。六年目以降は根腐れや虫害のリスクが急増するので研究にのみ使われます。

紅参とは?

紅参は先述したとおり、加工法の一つとして挙げられます。
人参の根から調整した皮なしの日干し状態を「白参」と言いますが、
これと紅参を比較したときには圧倒的なまでに成分に差が出てきます。
例えば、グリセロ糖質類やステロール配糖体などは紅参では、
保存されていますが、白参では消失してしまっているのです。
ちなみに、紅参はサポニンがもっとも豊富に含まれていると分析される
「皮」部分を剥がずに加工します。

ちなみに、紅参は生の人参を蒸してから乾燥させることで完成します。
紅参で六年根、そして韓国産という三つの条件をクリアした製品としては、
「高麗美人」が挙げられます。