高麗人参の賢い選び方

高麗人参の選び方と効果・効能などについて解説しています。
さらに歴史を紐解くことで、知識を深めることも可能です。
多岐にわたる素晴らしい薬効を持った高麗人参の魅力を感じてください。

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サポニンの効果

昔から漢方薬に配合されてきた高麗人参ですが、その効果(強壮、強精、不老長寿など)についての科学的な解明は長い間行われてきませんでした。

高麗人参の成分についての最初の研究は、1854年にガリックという学者が有効物質を抽出し、パナキロンと命名したことが最初です。このパナキロンは、現在ではサポニンと総称されているものに含まれていますが、このサポニンこそ高麗人参に有効成分の代表的物質です。

サポニンは一般に水に溶かすとなかなか消えない、泡が立つ性質をもつ成分につけられたものです。サポニンは動植物界に広く存在する物質で、その起泡性を利用して洗剤に用いられてきました。(シャボン玉の「シャボン」の語源がサポニンといわれています。)しかし、最近になって医薬品として優れた効果を示すことが分かり、盛んに研究されています。サポニンは配糖体といわれる物質で、食感として咽喉に残る不快感(渋み、苦み、えぐ味)の原因物質です(ゴボウや、高麗人参の仲間の田七人参などにも含まれています)。そのため、嫌われた面もありましたが、最近では、健康の増進等に及ぼす色々な機能が注目されています。

高麗人参の化学成分の構造が明らかになると、サポニンの薬理学的な作用の研究が進められました。高麗人参に含まれているサポニンのうち、化学構造式が分かっているのは13種類あり、その他にも微量のサポニンが数種類あります。

サポニン全体の作用

・副腎皮質ホルモンの分泌を促す。→ストレスに対する抵抗感が増える。
・骨髄のDNAの合成を促進。→赤血球は白血球を増やす。
・精子の数を増加。

各サポニンの作用

・血清タンパク質合成促進
・中性脂肪の分解抑制・合成促進
・コレステロール生合成促進
・脳中枢抑制
・催眠延長
・精神安定
・鎮痛
・脳中枢興奮
・解熱
・疲労回復促進  など
があります。

高麗人参の中には協力しあっている成分もあれば、逆の作用を持つサポニンが存在します。体の中で複雑な働きをして、高麗人参の特徴の1つになっています。