高麗人参の賢い選び方

高麗人参の選び方と効果・効能などについて解説しています。
さらに歴史を紐解くことで、知識を深めることも可能です。
多岐にわたる素晴らしい薬効を持った高麗人参の魅力を感じてください。

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高麗人参の成分

成分の一覧

高麗人参にはさまざまな有用成分が含まれており、具体的には有機物のサポニン・含窒素化合物・脂質性成分・ビタミン・炭水化物の5つの群からなり、それぞれの含有率も異なっています。高麗人参に含まれる成分を一覧表にまとめてみました。

有機物

サポニンプロトパナキシジオール系サポニン・プロトパナキシトリオール系サポニン・オレアノリック酸系サポニン
含窒素化合物たんぱく質・アミノ酸・ペプチド・核酸
脂質性成分脂質・脂質酸・製油・植物コレステロール・有機酸・フェノール化合物・ポリアセチレン類・テルペノイド
ビタミン水溶性ビタミン
炭水化物多糖類・三糖類・二糖類・単糖類・粗繊維・ペクチン

無機質

灰分無機質
水分水分

上記のうち、最も成分含有率が高い炭水化物は、全体の60~70%を占めています。次点は含窒素化合物(12~16%)、水分(9~11%)、灰分(4%)となっており、サポニンは3~6%です。

マグネシウムやカリウムが多い

高麗人参には、マグネシウムとカリウムが多量に含まれています。

マグネシウムは体内では主に骨に含まれていて、多くの酵素の働きを活発にする重要な因子として作用します。マグネシウムが欠乏すると次のような症状があります。
・細胞の活力が鈍り、エネルギー代謝が衰える。
・膵臓の機能が衰え、糖尿病になりやすくなる。
・血中のコレステロール量が増え、血栓症や高血圧症になりやすくなる。

カリウムは細胞内にあって細胞活動や代謝の促進などに不可欠な成分となっています。カリウムが欠乏することで、代謝性アルカロージスという状態になり、神経、消化管、心臓、腎臓などの機能障害が起こります。

アルギニン

生薬と言われるものの中には、大量のアミノ酸を含むものが多いです。高麗人参など強壮効果があるものや、婦人病に効くと言われる生薬、アルコール性肝炎によいとされるものについてアミノ酸組成を調べてみると、アルギニンの含有量が非常に高いことがあります。

生薬とアミノ酸組成との関係はまだ完全に解明されていませんし、アミノ酸組成以外の薬効も考えられるのですが、アルギニンを多く含む生薬によって肝臓機能の活性化と精力増強に効果を発揮していることも十分に考えられます。ちなみに、ニンニクにもアルギニンが多量に含まれています。

肝臓は血液中の細胞を作り、自らを形成する肝細胞の新陳代謝も、生体内で最も活発な臓器です。アミノ酸は、体を構成するタンパク質の素になっているので、生薬のアミノ酸組成がその薬効と無関係とは言えないでしょう。